そもそもORPとは・・・
酸化還元電位を意味し、Oxdation-Reduction Potentialの略したもので、温泉を含めた水が酸化系にあるかその正反対の還元系にあるかが判別可能となります。すなわち、その水が鉄などの金属を錆びさせる酸化系の水か、錆を抑制する還元系の水かが分かります。
我々の皮膚や肉体も年齢とともに酸化し、錆びていくことが知られています。その錆びさせる原因に活性酸素があります。その活性酸素は相手を酸化させ、成人病や癌を含めた悪性の病気、さらには老化にも関係していることが明らかとなっています。
それ故、温泉を含めた水に活性酸素を消去する錆びさせない還元系の水が判別できれば、老化抑制効果を含めて我々の身体にとって良い水であることが分かります。
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それを座学と実験にて学べる機会が『水・温泉ORP評価アドバイザー養成講座』です。
まずは座学でOPRの基礎知識を学びます
講師は、
・大河内正一先生(工学博士)
法政大学 名誉教授 公益社団法人全国水利用設備環境衛生協会 理事
アクアサイエンス代表取締役
・大波英幸先生(工学博士)
法政大学 理工・生命科学部 講師 厚生工学研究所 代表
さらに、現役大学院生がサポートに入ります。
会場は実験の際、水や液体を使用するので、キッチンスペースのある会場。
通常のセミナー会場とは雰囲気が異なります。
このセミナーは実験もありますので、実験機器の数量の関係で定員10名と、少人数での開催となります。
午前中は座学で、ORPの基礎から応用まで、そしてORPからわかる温泉水の特殊性と素晴らしさ、についての講座です。
いよいよ実験です
二人一組になり、実際にORPメーターを使用して、様々な液体(温泉水・レモンウォーター・入浴剤・コーヒーなど)を計測してみます。
温泉水も、時間を経過した温泉水と、新鮮な温泉水を測定し、どのような違いが起きるか、これを「温度」「水素イオン濃度(pH)」「ORP」から導き出します。
一瞬、難しく聞こえますが、わかりやすく、実験しながら解説していただけるので、置いて行かれることはありません。
これが、少人数セミナーの良いところですね。
イソジンを使い、温泉水の還元力(抗酸化力)の実験や、リンゴを使いどれだけ酸化が進むのか。
ビニール袋を皮膚に見立て、どれだけ浸透に違いがあるかなど、様々な実験を行います。
見える化(可視化)の実験です。
自分で測定したデータをまとめます。
PCをお持ちの方は、あらかじめ先生が用意していただくExcelデータを利用して、測定したデータを入力します。既に数式が入っているので便利です。
PCをお持ちでない方も、専用の用紙を使い、グラフを作ります。
そして実験も終わり、参加者全員に「水・温泉ORP評価アドバイザー認定証」が授与されます。
参加者の皆様、おつかれさまでした。
ORPについて専門的に学べる機会は滅多にありません。
温泉や食べ物、飲み物には体を錆びつかせる酸化系と錆を落とす還元系があります。
どの泉質が還元性が高いのか、どんな入浴剤が還元力があるのか、どの飲み物が還元効果があるのかなど、温泉だけではなく、身近な生活にも応用できるので、このセミナーを受ける前と受けた後では、今後の生活にも影響があるかもしれません。
測定器と、ここで学んだ知識を応用すれば、自分で「うちの旅館の浴槽を測定してみよう」「この入浴剤を測定してみよう」なども可能です。
今後も随時セミナーを開催いたします。日程・詳細・お申し込みはこちらからどうぞ。
【セミナーの風景】
【大河内先生の書籍はこちらからお求めいただけます。】
生きている温泉とは何か―身体にやさしい“生体に近い水”を検証する
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