2018年11月24日(土)~25日(日)の二日間、東京蒲田にて『温泉観光実践士養成講座』が開催され、地元東京はもちろん北海道から九州、さらには香港、アメリカから163名の温泉観光実践士が誕生いたしました。
温泉百貨店も運営事務局として講習会から懇親会までお手伝いさせていただきましたので、ここにご報告申し上げます。
温泉観光実践士養成講座~1日目~
温泉の正しい理解、温泉観光地の活性化に関する人材の育成を意図して、主に実践面を重視した講座を受講し、温泉観光実践士と認定するものです。
温泉地と旅行企画、観光地・温泉地の活性化法、温泉旅館の再生などの講座がございます。
今回で19回目の開催となりますが、東京での開催は昨年に続き4回目となり、宿泊業界・旅行業界への就職を目指す大学生から、旅館業、旅行業に携わっている方、温泉めぐりを趣味とされている方など様々な方に受講いただきました。
九州産業大学、浦達雄教授
163名の受講者に講師・来賓・スタッフ総勢約200名が集結し、セミナーが1日目の始まりました。
会場内は熱気にあふれ、全国から温泉関係者が集まっておりますので、久々の再開や名刺交換会など、受付開始前より賑やかな雰囲気となりました。
先ずは温泉観光実践士協会、浦達雄会長よりご挨拶。
そして、引き続きトップバッターは、九州産業大学教授 浦達雄先生による「温泉旅館」。
大分県の別府温泉の取り組みを中心に、温泉地域の取り組みなどご紹介いただきました。
温泉業界では有名な経営コンサルタント、飯島経営グループ代表の飯島賢二先生と、飯島一敏先生より「温泉旅館の再生」を講義いただきました。
温泉業界の経営について様々な事例や再建方法など熱く語っていただきました。
飯島先生への経営に関するご相談はこちらから。
飯島経営グループ 飯島賢二先生
法政大学名誉教授、大河内 正一先生
続きまして、法政大学名誉教授、水・温泉ORP評価協会会長、大河内 正一先生です。
大河内先生はORP(酸化還元電位)研究の第一人者で、水・温泉ORP評価アドバイザー養成講座を定期的に開催し、温泉水のエイジングや温泉水のメラニン生成抑制効果など、日常的なものを使い、可視的に温泉水の素晴らしさを実感できる実習を行っています。
次は、東京会場ではおなじみの、川村学園女子大学教授、小堀貴亮先生による「温泉の歴史」です。
軽快なトークと、見事な映像により、興味深い内容の中にも、笑いあり、一番眠い時間を楽しい時間に変えた見事な講義でありました。
温泉は名前や由来を知ると、もっと楽しいものに変わるという事がよくわかりました。
ここで温泉観光実践士養成講座一日目は一旦終了になります。
川村学園女子大学教授、小堀貴亮先生
東京大学「東大温泉サークルOKR(おける)」
本講座は全国から温泉関係者が集まっているので、休憩時間を利用して各団体のPRタイムがございます。
本日のPRタイムは
①ニセコ温泉部
各団体の活動報告や各種ご案内をいただきます。
第二部【大田区民講座】『温泉の話題(つまみ食い)』
一旦解散後、第二部【大田区民講座】として一般の区民にも開放し、温泉分析の神様と呼ばれる、公益財団法人中央温泉研究所 顧問 甘露寺泰雄先生にご登壇いただき、『温泉の話題(つまみ食い)』をお話しいただきました。
中央温泉研究所、甘露寺泰雄先生
大田区出身の甘露寺先生のお名前は、温泉分析書で目にされている方も多いと思います。
大田区の温泉の話や、今までの研究や論文の中か温泉にまつわる話をつまみ食いして楽しくお話しいただきました。
興味深い内容に、時間はあっという間に過ぎてしまいます。