12月3日(土)~4日(日)の二日間、東京蒲田にて『温泉観光実践士養成講座』が開催され、地元東京はもちろん北海道から九州まで、さらに香港から216名の温泉観光実践士が誕生いたしました。
温泉百貨店も運営事務局として講習会から懇親会までお手伝いさせていただきましたので、ここにご報告申し上げます。
温泉観光実践士養成講座~1日目~
活気あふれる会場
トップバッターの崎本先生
案内係も大活躍!
温泉の正しい理解、温泉観光地の活性化に関する人材の育成を意図して、主に実践面を重視した講座を受講し、温泉観光実践士と認定するものです。
温泉と健康、温泉と旅行企画、温泉地・観光地の活性化、温泉施設とテクノロジーの融合などの科目を学びます。
今回で12回目の開催となりますが、東京での開催は昨年に続き2回目となり、宿泊業界・旅行業界への就職を目指す大学生から、旅館業、旅行業に携わっている方、温泉めぐりを趣味とされている方など様々な方に受講いただきました。
北海道大学 名誉教授 阿岸祐幸先生
216名の受講者に講師・来賓・スタッフ総勢250名が集結し、セミナーが1日目の始まりました。
会場内は熱気にあふれ、全国から温泉関係者が集まっておりますので、久々の再開や名刺交換会など、受付開始前より賑やかな雰囲気となりました。
トップバッターは江戸川大学社会学部、准教授 崎本武志先生による「温泉地と旅行企画」。
続いて北海道大学名誉教授 阿岸祐幸先生による「温泉と健康」。終了後には物販スペースにて阿岸先生の本が速攻完売し、突如サイン会が始まりました。
阿岸先生の書籍はこちらからご購入いただけます。
サイン会状態となる阿岸先生
1日目最後の登壇者は、温泉業界では有名な経営コンサルタント、飯島経営グループ代表の飯島賢二先生より「温泉旅館の再生」を講義いただきました。
温泉業界の経営について様々な事例や再建方法など熱く語っていただきました。
飯島先生への経営に関するご相談はこちらから。
「温泉施設とテクノロジーの融合」の講義では、ソフトバンクロボティクス株式会社より藤原翔平先生と、pepper先生にご登壇いただきました。
これからの時代はロボットもスタッフとして温浴施設で活躍する時代となるでしょう。
pepperについて詳しくお知りになりたい方は「Pepper App Challenge 2017」が2017年2月9日(木)に虎ノ門ヒルズフォーラムにて開催されますので、是非ご参加ください。
第二部【大田区民講座】~東京の温泉・着色した温泉について~
一旦解散後、第二部【大田区民講座】として、温泉分析の神様と呼ばれる、公益財団法人中央温泉研究所 専務理事 甘露寺泰雄先生にご登壇いただき、「東京の温泉について」「着色する原理」などお話しいただきました。
大田区出身の甘露寺先生のお名前は、温泉分析書で目にされている方も多いと思います。
大田区の昔話や、東京の温泉の発祥は大田区であること、どのように温泉が広まったかなど、用意したイスに一度も掛けられることなく熱く語っていただきました。
興味深い内容の中でも笑いもあり、時間はあっという間に過ぎてしまいます。